誉田屋勘兵衛(こんだやかんべえ)とは、京都・西陣の絹織物の名門のこと。創業は、江戸宝暦年間以前と伝えられ、260年以上の歴史をもちます。現在、十三代目。誉田屋勘兵衛(こんだやかんべえ)では、金糸金箔を使用し、文様を織り出した金襴(きんらん)の名品を、正絹にこだわり、多彩な文様で織り上げます。絹の光沢と風合を大切にした最高級の絹織物です。金襴(きんらん)とは、室町時代から桃山時代にかけて、中国・明より我国に招来され、名物裂地として大名や茶人に珍重された絹織物のことです。