江戸甲冑(えどかっちゅう)
分類五月人形
江戸甲冑(えどかっちゅう)とは、国宝や重要文化財などに指定されている古甲冑の名品を参考にして、本ものの兜と寸分違わぬ昔ながらの製作技法で作られた甲冑(かっちゅう:兜・鎧)です。
古甲冑には、美術工芸的にも非常に高度な技術・技法を駆使した作品が多く見られます。
古の武将たちは、単に敵を威嚇するためばかりではなく、「もののあわれ」を知り、真剣に美を求めていたようです。
江戸甲冑の中でも、特に、和紙小札(わしこざね)漆(うるし)仕上げの兜は、日本の伝統工芸の高度な技術・技法を結集したみごとなものです。
そして、金具、漆工(しっこう)、組紐(くみひも)、染色、皮革(ひかく)など、いくつもの伝統的な技術・技法を駆使して作られており、美術工芸品としての価値も非常に高い作品です。
江戸甲冑(えどかっちゅう)は、多くの五月人形の中でも最も人気が高い五月飾りです。